こんにちは、甲斐です。
なんだかんだと最近はモデルの仕事も大忙しなんです。「笑」
この写真に写るスポーツクラッシック仕様は自動車用パーツです。「ドカではありません」
ポルシェの955カイエンの外装エクステリアキットのお話です。
オーナーが所有されているクルマのイメージやデザインは日々脳内で微妙な進化を遂げます。
こうして着実に観えている景色は色褪せて昨日と同じ風景が繰り返されて行きます。
自動車と呼ばれるクルマの外見エクステリアフォルムは、
メーカーのマイナーチェンジも含めて時間の流れとともに、
局部が未来へとリファインされ進化して行きます。
逆の発想から生まれたスポーツクラッシック997シリーズの存在が衝撃的でした。
ポルシェ社とドイツバイザッハグループの共同開発により生まれた、
基本デザインの原点回帰に戻り、
最新型の既存モデルに注入される本当の歴史あるクラシカルフォルムとは何か?
未だ観ぬ世界の宇宙人のような奇抜なラインや未来のフォルムへドンドンと進化させてしまうよりも、
当時のセンスが色濃く印象に残る1970年代のテイストへとあえて旅をする感覚。
そうです。クラッシックラインのフォルムを採用させたカイエン専用設計の955パーツの開発でした。
ラインの連続性を考えた時にボリュームや柔らかさを追加トッピングさせるのですから、
Ver1とは違ったデザインをこのスポイラーを装着させる繋がりの延長線上で1からデザインし直しました。
2003年に誕生したカイエンにこの時代1970年代の影響を汲んだパーツを組み込む面白さ!
時代背景も進化の流れも逆流し一気に飛び越えたセンス。
それはまるでタイムマシンのような感覚でしょうか?
デザインの世界には個人の趣向性はモチロン、賛否両論が当然沸き起こります。
ある意味強烈なる個性の世界と世界との激しいぶつかり合いでもあるのです。
個人が持っている好きとか嫌いとか小さな微妙なる感情はこの際全部捨てて頂き、
新しい世界へと飛び込んでみる勇気が955カスタムモディファイの真の醍醐味なのかも知れません。
「生まれて来た全ての物質にはそれなりの意味が宿る。」こんな言葉が何となく好きです。
このパーツを装着させて頂いているうちに段々とフォルムもサイズも好きになって来ました。
2011年09月03日の土曜日。
住職でお馴染みのウッチーさんのホワイトカイエン955サイクロンターボへと、
最新型スポクラシリーズ955リアビューのパーツを組み込みさせて頂きました。
同日、ガンメタ955カイエンターボオーナーの本多様より新規オーダーの御予約を頂きました。
そして明日の09月05日の月曜日は佐々木様の銀色ターボへとスポクラシリーズ955エアロを装着予定です。
初期型カイエンの持つ微妙なリアビューのシンプルというか洗練され過ぎた物足りなさを、
このワンポイントの隆起アクセントを追加させることにより、
ダックテールとVer2のリアアンダースポイラー装着で雰囲気を変えて思う存分にお楽しみ下さいませ!
甲斐。
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