こんにちは、甲斐です。
コレクションがまた1台増えちゃいました!
お馴染みのWDB124036のスポーツセダン500Eです。
500Eという記号をよく耳にはするけれどどんなクルマなの?
と時々ご興味のある方から不意に尋ねられることがあります。
ということで簡単な説明でも!
スポーツセダンのメルセデスで飛び抜けた存在の500E!
4人乗りでV8エンジンを搭載し中間サイズの小型ボディーに
その排気量も比較にならないくらいパワフルでトルクフルな5000ccの機動力。
メルセデスが創った最高傑作とまで噂されておりますが、
年式が年式なだけに日頃からメンテナンスやお手入れがテキトーで疎かですと、
これまた大変な修理費とそれに伴い相当の維持費が必要となる可能性も含めます。
1991年から1995年までの5年間に発売されたスペシャルマシンでもあります。
外見的には角のデザインの中にポルシェバイザッハグループが手掛けた丸味を帯びたデザインの融合。
オーバーフェンダーのワイドフォルムが上品でさり気なく戦闘的なエクステリアを特徴とします。
そんな名車と呼ばれる500Eでも、
20年も前のクルマですから程度極上なんて勝手に思い込んでいると痛い目に遭いそうです。
機械は消耗時期を迎えたら遅かれ早かれ必ず壊れます。純粋に壊れたらシンプルに直せば良いのですが、
節約精神旺盛なオーナーが間違って500Eなんかを雰囲気だけで手を出し中途半端に所有されると、
これまた悲しい事に正しくコンディションが維持されません。元通りに復帰するどころか、
余計におかしなコンディションへとますます悪化させてしまうと思われます。
格安純正社外同等製品を適当に組み込んでみたり、
インターネットでさらに格安なB級製品が数多く出回り、
またその品質も調べずに気軽に手を出そうものならそれこそ大変です。
節約精神と予算の関係で中途半端なコンディションの修理しか受けられない環境は、
こうして本来の持つ車両のコンディションを下げて行くのかも知れません。
こうした名車と呼ばれるような素晴らしきクルマも、
見返りを求めない真の愛情を持って接してあげなくてならないのはこの為なのです。
500と呼ばれる車両の販売金額も、
ピンキリで乗りっ放しでメンテが施されていない車両は、
当然車両販売金額もそれなりに時代の流れともに落ちて行きます。
手を掛けて出来る限りのオーナーの愛情を施されたクルマは、
一般市場には出て来ないカタチで、
インサイダーな仲間内で密かに移動して行きます。
本当の極上ベストコンディションなんていわれるような極上世界は、
実際に手に入れた500のオーナーが、
車両の構造なんてのは消耗品との戦いなんだと冷静に割り切って、
自分の時代で正しくレストアを施し
イチから根本を築き上げればそれで良いのですが、
現実的には頭では理解していても、
なかなか思うようには整備メンテが行き届かないのが現状なのです。
話しは変わりますが、
マイ500Eには124界では定番のお約束でインテリアには
レカロのCSEがインストレーションされております。
そして足廻りにもキチンとお約束のEURO FIVE の18インチ
「ポルシェサイズ」がしっかりと装着されております。
現在では入手不可のプレミアム品
当然ブレーキは8ポッドの強化ブレンボに
360mmのドリルドローターがこれまたしっかりと奢られています。
26段調整式の46mm極太オーリンズの足廻りに
AFF製アジャスタブルアッパーマウントの装着。
1991年式の初期型500Eの左ハンドル330馬力を誇る
199ブルブラ クラシカルビンテージなメルセデスなのです。
甲斐。